- 研究開発部 | 2013年入社
- 藤原康博
「仕事で1番大切なことは目的を明確にすること、
そして、その目的達成のために
決して妥協しないこと、です!」
「私は、大学4年の卒業研究に圧電素子をテーマに選びました。その後、大学院でも圧電素子、主にセラミックスの強度をテーマに研究を続けていました。就職に際しては、その圧電素子の研究を活かして製品を一から作る仕事がしたいと思っていました。」 そんな時、WACから「うちに来ないか」というオファーを受けたという。 「実は、大学院1年のときにインターシップで3週間現場を体験させてもらっていたんです。その時の担当教員から圧電素子を使った製品の動くメカニズムを教えてもらって非常に興味を持ちました。同じ強度でもセラミックス単体と製品としての強度は全く違うことを知りました。」 藤原さんは“運命的な会社との出会い”を感じて、大学院を修了後入社。
「例えば、壊れてしまうサンプルが多いときに、セラミックスが割れないためにどうしたらいいんだろう?と、社内のいろいろな部署の人と相談したり、試行錯誤して、メーカーに再度サンプルを作り直してもらって、想い通りに改善された結果が出たときが1番うれしいですね。」 自分は、頑固な性格だと自己分析する藤原さんは、仕事に決して妥協はしたくないという。「仕事をするうえで、1番大切なことは、自ら課題を見つけ、目的を明確にし、その課題解決のために納得が行くまで試行錯誤し、試し、決してあきらめないことだと思います。その製品を使ってくれる人がいる、そのお客様に決してご迷惑はかけられませんから・・・。」
藤原さんは、世界中を走っているクルマの各メーカーが持っている“お客様を満足させる高い評価基準”に匹敵するような、“圧電アクチュエータの評価基準”を自分が作りたい!と話す。 「今、WACの圧電アクチュエータのシェアは約70%ですが、ということは30%は違うところを使っているということです。この30%にも満足してもらえる製品を提供することを目標にしなければいけないと思うんです。 圧電素子の可能性は、まだまだ広がると思います。今後は、編機での精度・性能を高めることを追求するのはもちろんですが、他の市場や製品に応用できるような技術の開発にも積極的に取り組んでいきたいですね。」